四十を過ぎての能との出会い
取引先さんを通じて知り合った樋口さんのから金剛流の朝顔へのおさそいがあって、はじめて京都にある屋内常設の能舞台で能をみました。
私、奈良の田舎そだちで、子供の頃、どこかの社寺で夕暮れからはじまる演舞に連れて行かれた、あやふやな体験が何度かあるだけです。
この時の記憶として、へんてこな面だけが強烈に印象に残る、なんとも退屈な時間でした。
能に行くまえにおもい返される記憶、時折吹く風を感じながら、わけのわからないうめき声や楽器が鳴る中で、このくだらない事が早く終わるのを願った。
この体験は今となれば貴重な経験として有り難く感じることができます。
さて、じっさい