Windows 10ではじめてバックアップする時に理解すべきバックアップ機能の違い
最初に三つのバックアップ機能の存在を把握する必要あり
Windows 10には、次の三つのバックアップ機能が備わっており、それぞれ役割が違うことを覚えておきます。１、ファイル履歴
２、ファイルのバックアップ
３、システムバックアップ（システムイメージの作成）
はじめてのバックアップは超難関ですが...
初心者の方は、Windows 10のバックアップ機能の違いをしっかりと理解する必要があります。諦めず根気よくバックアップ機能の違いを理解する努力をしましょう！
以下、簡単ではありますがWindows 10のバックアップ機能の違いまとめてみました。
３つのバックアップ機能をしっかり理解して使こなす
それぞれのバックアップ機能の特徴について簡単にまとめてありますのでザックリと目を通してから、マイクロソフトのヘルプを読んで理解を深めてください。１、ファイル履歴
ファイル履歴は、一時間（規定値）ごとに変更されたファイルが無期限（規定値）で保存されていくので、例えば○年○月○日○時○分の時点の古いバージョンのファイルを呼び戻すことができる。
ファイルのバックアップと復元 - Windows ヘルプ
２、ファイルのバックアップ
ファイルのバックアップは、バックアップした時点のファイルが保存され（スケジュールを有効にすると週一回が規定値）、呼び戻せるファイルはバックアップ時点のファイルとなる。
ファイルをバックアップする - Windows ヘルプ
３、システムイメージの作成
システムイメージを作成すると作成時のCドライブがまんま保存されるので、ハードディスクが死んだりパソコンが死んだりした時に、新しいハードディスクやパソコンにCドライブをまんま復元できます。注意と残念な点、例えば使用中のハードディスクのCドライブだけを復元しようとしても無理です。パーティションを切っている場合は、Cドライブ以外のパーティションはフォーマットされてししまうので、Dドライブなどを設けている場合はDドライブをすべてバックアップしてから、システムイメージを復元してDドライブのデータをDドライブに戻する必要があり、なんか残念な感じがして正直使えなかったです。
システム イメージとは
バックアップ機能のコントロール画面
三つのバックアップ機能の違いが理解できたら、それぞれの設定画面を確認しておきます。
「ファイル履歴」の設定画面は二つあり、それぞれに設定できる項目が分散しており、私の場合は（一）と（二）の二つの設定画面を行ったり来たりして設定する必要がありましたが、初心者の方は（一）の設定だけで事足りますので、（二）の存在は無視してもオッケーでしょう。
（一）、[すべての設定]＞[更新とセキュリティ]＞[バックアップ]
（二）、[コントロール パネル]＞[システムとセキュリティ]＞[ファイル履歴]
（三）、[コントロール パネル]＞[システムとセキュリティ]＞[バックアップと復元 (Windows 7)]
バックアップの実行
いよいよバックアップの実行ですが、ここではバックアップ機能の違いについて簡単にマトメただけですので、それぞれの詳しい実行方法は、マイクロソフトのヘルプページを熟読し、補足的なことはネット検索してバックアップをしてください。私の場合は、三つのバックアップ機能をしっかり理解して、すべてのバックアップ設定が完了するまで丸二日必要でした
ウインドウズ95を所有しているので、まったくのウインドウズ初心者ではないですが、アップルのOSに慣れた者にとっては、ウインドウズ１０のバックアップ機能は非常に難解でした。最後に私のWindows 10でのバックアップ環境づくりと機能の使い分けを紹介
- パソコンのハードディスクにデータのみを保存するDドライブを割り当て、
- 普段作成するファイルやはじめて取り込むデジカメ画像はCドライブに置いて「ファイル履歴」でバックアップして、
- 編集の必要のない画像、動画、ファイルや仮想環境などの大きなデータはDドライブに置いて「ファイルのバックアップ」で定期的にバックアップして、
- Cドライブを可能な限り小さくしてシステムイメージを定期的にバックアップする
初心者の方は、大きな外部記憶装置（３TBとかの外付けUSBハードディスク）を用意して、ウインドウズのバックアップ機能の規定値設定でどんどんバックアップすれば必要なバックアップがとれます。
端書
やっぱりWindowsは難しいです。只今、脱アップルしていますが、なにかにつけてアップルと比較して不便を感じる毎日です。しかし、ウインドウズをアップル風に使えるユーティリティは絶対に使わないと誓いをたてて、ウインドウズとアンドロイドを素のまま理解して使いこなしたいと奮闘しています。
