カルチャーラジオ 文学の世界 中国古典『易経』から学ぶ帝王学 易経研究家…竹村亞希子

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「中国古典『易経』から学ぶ帝王学」(1)<全13回>

【易経とは 変化の書 陰と陽 兆しを観る 時中と時流 元号の出典から】 易経研究家…竹村亞希子
今回から、古代以降読まれ続けている中国の古典「易経」から古代の知恵を学びます。初回は「易経とは」。占いの書として知られている易経ですが、占いに頼らなくても自分自身で出処進退を判断できる、とも書かれています。易経は「変化の書」ともいわれ、よく読みこむことで四季の変化などを通じて人生に起きる逆境をいかに乗り越えるか、また変化の兆しを見据えることができる能力などが身につくと言われています。
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「中国古典『易経』から学ぶ帝王学」(2)

【龍が教える帝王学1 確乎(こ)不抜の志を打ち立てる~潜龍の時代】 易経研究家…竹村亞希子
易経は龍の成長の話から始まります。第一段階を「潜龍(せんりゅう)」といい、力を蓄える大切な期間だと言われています。自然に例えると「冬」の時代です。この時期は焦って事を起こそうとしたり、世に出ようと前のめりになってはいけないと言われています。今回は、潜龍の時にどのような心持ちでいることが大切か学びます。また「大正」の元号の由来について、関連する「地沢臨(ちたくりん)」についても解説します。
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「中国古典『易経』から学ぶ帝王学」(3)

【龍が教える帝王学2 大人との出会い 基と型を作る~見龍の時代】 易経研究家…竹村亞希子
龍は冬の時代「潜龍」の時を経て「見龍」へと成長します。見龍とは、大人(たいじん)の行動に見習う龍のことです。この時期は「基と型」を作る時。乾為天に「見龍田に在り、大人を見るに利ろし」と書かれているように、徹底的に大人を学び、基礎を固める時期だと言われています。潜っていた時期から世に出始めたときどのように過ごしたら良いのかを学びます。
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「中国古典『易経』から学ぶ帝王学」(4)

【龍が教える帝王学3 技の創出へ 創意工夫によって本物の技を磨く】 易経研究家…竹村亞希子
今回は基礎を固める時期である「見龍(けんりゅう)」の時代を経てからについて取り上げます。この時期は基礎を繰り返し実践し、技を身につけ、オリジナリティを作り出す時です。「君子終日乾乾し、夕べに惕若(てきじゃく)」とあるように、日中は後ろを振り返らず前へ進みます。しかしこの頃小さなミスがよくおきます。これを繰り返さないために、日中起きたことを振り返り反省することが大事、易経は教えています。
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「中国古典『易経』から学ぶ帝王学」(5)

【龍が教える帝王学4 洞察力を養う シミュレーションの時】 易経研究家…竹村亞希子
今回は「躍龍」(やくりゅう)の時代について解説します。易経に「或(ある)いは躍りて淵(ふち)に在り」とあるように、あるときは躍龍でもあり、あるときは淵にいる龍でもあります。この後にくる段階「飛龍」をシミュレーションするときです。潜龍の時代にしっかり打ち立てたはずの志がしぼんでいないか変容していないかを確かめます。この時代に先を見極める洞察力と判断力を養うことが大切である、と易経は伝えています。
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「中国古典『易経』から学ぶ帝王学」(6)

【龍が教える帝王学5 社会に大きな恵みをもたらす時~飛龍の時代 龍と雲】 易経研究家…竹村亞希子
今回は「飛龍(ひりゅう)」の時代について取り上げます。易経では「龍は陽」で「雲は陰」とされています。龍は雲と共にあることで、社会全体に恵みの雨を降らすことができるといいます。飛龍のときは何もかもがうまくいく、とされています。陽の力を最高に発揮できるときです。しかし陽の力が強くなりすぎるとどうなるか、飛龍の落とし穴についても解説します。
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「中国古典『易経』から学ぶ帝王学」(7)

【龍が教える帝王学6 晩節を汚さないための出処進退~退く者の役割】 易経研究家…竹村亞希子
今回は飛龍の後に必ずやってくる「亢龍(こうりゅう)」の時代について解説します。何もかもうまくいく飛龍の時代は永遠に続かず、のぼりつめた龍は急激に失墜してしまうか、もしくは勇退し緩やかにソフトランディングしていくかにわかれる、と言われています。そのためには飛龍の時いかに自分に陰を生じさせられるかどうかが大事である、と言われています。「陰を生じさせる」とはどういうことなのか易経の観点から考えます。
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「中国古典『易経』から学ぶ帝王学」(8)

【坤為地1~牝(ひん)馬と大地に学ぶ限りない包容力】 易経研究家…竹村亞希子
前回までは龍のたとえ話でした。今回からは「坤為地(こんいち)」を2回にわたって取り上げます。「坤」とは大地を意味します。あらゆるものを育てる大地に見習うことが大事であると言います。「坤為地」には牝馬(ひんば)の物語が描かれています。努力しても結果が出なかったり、何をしてもうまくいかないときを乗り越える方法を牝馬のたとえで説明します。易経でいう「陰」の時代を生きるための知恵を学びます。
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