カルチャーラジオ 科学と人間 薬と毒の歴史をひも解く 日本薬科大学教授…船山信次

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「薬と毒の歴史をひも解く」(1)<全13回>

【はじめに-薬毒同源】 日本薬科大学教授…船山信次
「薬毒同源」という言葉は、薬も毒も使い方次第でどちらにもなりうるということから、講師の船山さんが提唱する考え方です。使い方次第で毒にも薬にもなるものの例を紹介し、人類が歴史の中で薬や毒をどのように使ってきたのかを、古代エジプトや中国、日本の史実からお話しします。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(2)

【古代の薬と毒1-人類の誕生と薬と毒との出会い】 日本薬科大学教授…船山信次
今回のテーマは古代の薬と毒。古代においても病気やけがなどの対処法を記録することは、どの民族でも行われていました。古代エジプトではその記録法に特徴があり、それが各地に伝わった歴史があります。古代エジプトの記録にある薬と毒の記述を紹介し、さらに古代ローマやギリシア、インド、中国での薬と毒の記録をたどっていきます。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(3)

【古代の薬と毒2-人類の誕生と薬と毒との出会い】 日本薬科大学教授…船山信次
今回は日本の古代における薬と毒がテーマです。日本にもさまざまな薬と毒についての記録が残っています。古くは推古天皇が薬草などを採取する「薬狩り」をしたといった記述があり、万葉集にも薬として用いていた秋の七草について記されています。また私たちが花として見ているものの中には、もともと薬として海外から持ち込まれたものもあります。さまざまな記述を通して日本の薬と毒の歴史をみていきます。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(4)

【中世の薬と毒1-魔女と錬金術と大航海時代】 日本薬科大学教授…船山信次
2回にわたって中世の時代を振り返ります。ここでいう中世は鎌倉時代から江戸幕府成立のころまでで、西洋では大航海時代の幕が開き世界中にヨーロッパの文化が伝わっていきました。当時ヨーロッパでは魔女と呼ばれる人々が現れます。魔女は薬と毒に詳しい人が多く恐れられ、次々と捕まり拷問されました。中世の薬と毒の歴史をご紹介します。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(5)

【中世の薬と毒2-魔女と錬金術と大航海時代】 日本薬科大学教授…船山信次
大航海時代が始まった背景の一つは、こしょうなどの香辛料を獲得するためでした。香辛料以外にもさまざまな薬物、植物などがヨーロッパに持ち込まれ、それによって医学や化学も発達しました。また一緒に入ってきた伝染病を治すために多様な薬が作られることになりました。薬の発展の歴史をお伝えします。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(6)

【近世の薬と毒1ーわが国への漢方と蘭方の導入と展開】 日本薬科大学教授…船山信次
今回のテーマは江戸時代の薬と毒です。江戸時代の初め中国から「本草網目(ほんぞうこうもく)」という書物が日本に入ってきて、わが国の薬の研究に大きな影響を及ぼしました。そして江戸時代中期にはオランダ医学が導入され蘭方と呼ばれ、それまでの医学を漢方と区別されることになりました。この漢方と蘭方がどのように入ってきて、発展していったかをお伝えします。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(7)

【近世の薬と毒2-有機化学の誕生とその展開】 日本薬科大学教授…船山信次
薬や毒の研究や利用には化学の発展が必要であり、シェーレやラボアジェといった化学者によって近世に大きく発展しました。このころに出てきたのが今も使われている周期表やベンゼン環でした。また有機化学が出てきたのもこの当時。有機化学の始まりとその後の発展、さらに当時次々と発見されたアルカロイドとは何か、その重要性をお話します。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(8)

【近代の薬と毒1-細菌学・病原微生物学の誕生】 日本薬科大学教授…船山信次
今回と次回のテーマは、明治時代の薬学と科学者の活躍です。鎖国が終わると当時の進んだ科学技術を学ぶためヨーロッパを中心に多くの留学生が送り込まれました。この時代の薬と毒に関する学問の特徴は、細菌学というジャンルが成立したことです。さまざまな病原菌の正体が判明し、対処方法が考えられました。抗生物質が発見されたのもこの頃です。近代薬学の発展の過程と発見された病気の治療法についてお話しします。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(9)

【近代の薬と毒2-明治の科学者たちと合成医薬品】 日本薬科大学教授…船山信次
ヨーロッパに留学した人たちによって明治時代の科学は大きく発展し、世界的業績を上げる科学者が続々と現れました。また当時誕生したのが化学合成医薬品です。それまで主に用いていた漢方から西洋医学に転換していったのも、この時代の特徴です。科学者たちの業績と漢方から西洋医学に移り変わっていく中で、どのような変化が起こったのかをお伝えします。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(10)

【現代の薬と毒1-抗生物質やその他の新薬の発見】 日本薬科大学教授…船山信次
今回から2回にわたって20世紀以降の薬と毒の歴史についてお話しします。現代の薬と毒の特徴は抗生物質の発見とその応用といっても過言ではありません。抗生物質によって多様な病気が治療可能になり、多くの人の命が救われるようになりました。また奈良にある正倉院には生薬が保管されていて、その分析をすることで奈良時代の薬物の使われ方が判明しました。現代科学を用いてわかった薬物の歴史もお話しします。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(11)

【現代の薬と毒2-麻薬・覚醒剤・大麻と危険ドラッグ】 日本薬科大学教授…船山信次
過去にも人の精神や行動に影響を与える薬物は使われていましたが、現代でもモルヒネなどが使用されているケースもあります。麻薬や覚せい剤さらに最近の危険ドラッグ。その歴史や特徴、危険性などについてお伝えします。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(12)

【現代の薬と毒3-薬や毒にかかわる事件や事故】 日本薬科大学教授…船山信次
私たちに何らかの作用をもたらす化合物を、その結果によって「薬」や「毒」と呼んでいます。現代は薬の発達で多様な恩恵を受けていますが、薬や毒が原因となる事件や事故も起こってきました。そうした歴史を紹介します。また日本では薬を扱う学問を「薬学」といいますが、その歴史や最近の薬学事情もご紹介します。
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「薬と毒の歴史をひも解く」(13)[終]

【おわりに-毒と薬と人類】 日本薬科大学教授…船山信次
これまで人類は結核やコレラ、ペスト、チフスなどの疫病によって大きな危機がありましたが、これらの疾病に対して人類は薬や毒を応用して対処法を見出してきました。その歴史を振り返りながら、これから人類は薬と毒にどのようにかかわっていけばいいのか、薬学をどのように発展させていけばいいのかを考えていきます。

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